全国的に少子高齢化に少しでも歯止めをかけようと子育て支援策の拡充に力を入れていますが、一方で出産後も働くお母さんが増えており、保育園へのスムーズな入園希望が多いようです。先日も、双子を12月に出産されたお母さんより、中小企業の場合は育児休暇をきちんと取る余裕がないことから、早期に職場復帰しなければならず、不可の場合には退職しなければならないので、なんとか保育園に入れないか、との相談がありました。特に0歳児保育の場合、幼児2~3人に対し、保育士1名がつく必要があり、どこの保育園も余剰人員を抱えているわけではないので、現実には退園児が出ないとやりくりができない実情もあります。また、市内の中でも人口増加傾向の地区では、保育園側の定員枠拡大などが施設整備も必要となることから簡単にはいかず、周辺の空きのある保育園と調整することにもなります。当局も最大限のやりくりで対応してくれているようですが、全体的には少子化の傾向は変わらない中で、効率的な財政運営も必要なことから、安易な施設整備も出来ないので、非常に難しい問題だと実感しています。