たまたま明治天皇のことを調べていたら、「教育勅語」を目にしました。明治天皇は、近代日本の建設にあたり、特に教育の普及と道徳の実践についてご心配になられ、国民の誰でもが心がけ、実行しなけらばならない永久不変の徳目を挙げた「教育勅語」を公布されました。現在国会では、教育基本法の改正が議論されており、「愛国心」の扱いについて、戦前の軍国主義を彷彿させる云々などという時代錯誤的なことを言っている政治家(政党)もあるようですが、この「教育勅語」くらいの内容を、今一度我が日本人みんなで肝に銘じるべきではないのかな??と思いましたので、一部紹介します。
------------------------------------------------------------------
「国民の皆さんは、子は親に孝養をつくし、兄弟、姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲むつまじく解け合い、友人は胸襟を開いて信じ合い、そして自分の言動をつつしみ、すべての人々に愛の手をさしのべ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格を磨き、更に進んで、社会公共のために貢献し、また法律や秩序を守ることは勿論(もちろん)のこと、非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。そして、これらのことは、善良な国民としての当然の努めであるばかりでなく、また、私たちの祖先が、今日まで身をもって示し残された伝統的美風を、更に一層明らかにすることでもあります。」
「このような国民の歩むべき道は、祖先の教訓として、私たち子孫の守らなければならないところであると共に、この教えは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、また日本ばかりでなく、外国で行っても、間違いのない道でありますから、私もまた国民の皆さんと共に、父祖の教えを胸に抱いて、立派な日本人となるように、心から念願するものであります。」