太平洋戦争が終結してから今日で61年が経過。沼津市でも「戦没者戦災死者慰霊法要」が文化センターで行われました。来賓として、国会、県会、市会各議員も参列、壇上に白菊を献花し、戦没者の英霊に対しての追悼と、不戦の誓いを新たにしてきました。太平洋戦争での悲惨な状況は多くの場面で学び、考えさせられてきましたが、いずれにしても多くの国民を巻き込み、不幸に陥れたあのような戦争は、どんな理由があれ、2度と起こすべきではないと思います。一方で、今日のメディアの話題は、もっぱら「小泉首相靖国神社参拝」。多くの遺族を含む国民感情からは、国のために殉死した240万の英霊に対し、日本国の首相が哀悼の意を表すのは当然とも言えるでしょう。しかしながら、諸外国から見て、あのような惨状の起因となった戦争責任者であるA級戦犯まで奉られていることは、客観的には納得いかない感情も理解できます。もちろん、小泉首相も英霊に対しての哀悼と不戦の誓いを新たにするために参拝している点を強調していますが、このままでは、なかなか理解の溝は埋まらないと思います。いずれにしても、日本国としてA級戦犯の戦争責任(極東軍事裁判とは別に)を明確にし、そのあるべき処遇を示し、国民合意を得ることが先決なのではないでしょうか。