本日9月定例会が開会され、本会議を開き、議案の説明などがありました。一般質問の通告は、大きく2点、ひとつは「市民サービス向上に向けた品質マネジメントシステム9001について」。このISO9001について解説しますと…
1999年に群馬県太田市において全国初の自治体におけるISO9001の認証取得がされたのを皮切りに、近年地方自治体での認証取得が進んでいます。
国際規格としてのISO9001は、業務の標準化を行い、見直しをすることによって効率の向上となり、また顧客サービスなどの意識が改善されることが予想され、職場が活性化、更には、管理職のマネージメント能力の向上により、問題発生時の解決も用意になります。これらの全体的な体質改善により、コスト低減が計られることとなります。
地方自治体におけるISO9001の具体的な効果としては、
スピードアップや接客態度など、市民サービスの向上
責任、権限の明確化および業務の目的・目標の明確化
業務引継ぎのスムーズ化
文書の整理・管理能力の向上
業務ミス、クレーム等の再発防止策の確立
慣例により実施されていた業務の改善および業務の合理化
職員の意識改革
などが挙げられます。これらは、当然沼津市として必要なこと!先般、「市県民税の課税誤り」、「固定資産税および都市計画税の課税誤り」が発覚し、市民に対してご迷惑をお掛けし、また、市職員の労力を余分に費やして、結果的に税金を浪費してしまったこととなったわけですが、このようなことが再度起きないためにも、きちんとした管理、運営ツールが必要だと思います。このような観点から、市長、当局の認識を問います。