年が明けてマスコミも春の統一地方選挙、夏の参議院選挙の話題を流すことが多くなってきました。そんな状況下、市民の皆さんから良く質問を頂くのが、議員数の問題。市民目線からは、行財政改革が必要な時代に議員の数は多いという認識が圧倒的。
自分も一定の削減には賛成ですが、あまり枠を狭めると、現実には政党や組織、地盤などの強固なバックアップがある議員のみが当選することが想定され、偏った構成になる可能性もあります。
ちなみに、市町村議会議員の定数は、地方自治法91条1項で決まっており、沼津市は20万人以上30未満の市なので上限38人に対し、現在戸田の増員選挙での1名を加えた35名としていますが、次回選挙では34名の定員となります。
近隣市町での議員ひとり当たりの人口で比較すると
・沼津市:議員数34名、市民約 6,200人 / 議員1人
・三島市:議員数26名、市民約 4,300人 / 議員1人
・裾野市:議員数24名、市民約 2,300人 / 議員1人
・清水町:議員数18名、町民約 1,700人 / 議員1人
・長泉町:議員数16名、町民約 2,400人 / 議員1人
・静岡市:議員数54名、市民約13,200人 / 議員1人
・浜松市:議員数66名、市民約12,400人 / 議員1人
ご覧のように、現状の沼津市は、近隣市町に比べて人口に対する議員比率が高いわけではありませんが、一方で、政令市に向けて広域合併を果たした静岡、浜松では、従前に対し大幅な議員定数削減を果たしています。今後、県東部においても、広域合併が進んで行けば本格的な議員定数の削減につながっていきます。選挙は大変になりますが‥!?