国会が終盤に差し掛かり、会期延長&参議院選挙問題で揺れています。与党も野党もそれぞれのご都合主義が台頭しているようで、なんだかしっくりきませんね。またまた国民不在の様相を呈しています。
「政治を行うには常に道徳を中心にすえておかなければならない それはちょうど北極星が中心にあって他のもろもろの星がその方を向いているようなものである」と孔子は論語の中で言っています。つまり、「政治の基本は法令や規則(制定)ではない 仁徳である 為政者は仁徳を身につけ国民の道徳を高めるように導かなければならない」と説いているのだそうです。
しかるに、現代の為政者は、法令や規則ですべてをとりしきろうとしており、政権利権のため党利党略に腐心し、頭にあるのは党勢拡張や選挙のことばかり、のように見えてしまいます。我々政治に携わるものは、今一度よく考えなければいけません。政治不信がこのまま拡大すれば適正な民主主義の崩壊につながります。