毎回台風のたびに浸水被害が拡がる青野地区周辺の抜本的な対策として、高橋川からバイパスさせて駿河湾に直接放流させる延長3.5kmに及ぶ沼川第2放水路の建設は長年の地域住民の願いとなっていますが、特にJR東海道線以南は地下を通る直径9mのトンネル2本を採掘することから、事業費が1本300億円×2本=600億円と巨額なため、事業の進捗がないのが現状です。そこで、昨日、建設水道委員会で県の河川砂防局長他に要望書を携えて陳情に行ったのですが‥県の回答は、「河川維持関連の予算が年間60億程度であり、10年間他の事業を停めてでもやるなら可能だが‥」とのこと。これでは、ほとんど可能性はないということに等しい。自分が問いつめると「今後の経済状況などの状況変化により可能性がないわけではない‥」。そんなことありっこないじゃん!できそうもないなら、この計画を凍結して他の策を考えたら??「‥」(もちろん全く対策をしないのではなく、青野周辺の治水対策は周辺河川への流露変更や貯水池の造成などを徐々に行っていくそうです。為念。)従来、市当局を通じて、県中部の太田川ダムの建設が近々に終了したら、沼川放水路に予算が付いて工事開始となるであろうとの見解を聴いていて、市民も含め大きな期待をもっていたわけですが、一気にその期待を打ち砕かれた陳情となりました。せっかく委員全員の時間と税金を使い、少しでも前向きに運ぶように陳情に行ったのに、であります。沼津市も建設部長他が随行して行ったのですが、県との連携、情報交換の無さを露呈してしまいました。当地選出の県会議員はこの事実を認識しているのでしょうか?それこそ、何やってんの??だね。