金曜日夜に三島にて3市(沼津、三島、裾野)、3町(清水、長泉、函南)の首長による合併についてのパネルディスカッションが行われました。期待どうり(?)突っ込みが今一歩で次なる明確なステップまで議論されずに終わってしまいましたが、各首長の合併に対するスタンスは明確になったと言えます。沼津、三島以外の首長が同様に主張していたのが、方法論は別にして、いずれにしてもまずは東部地区の核である自治体の沼津、三島が手を組み、合併を共同で推進して欲しいということ。そのドライブ(推進力)が出来れば、周りは付いていかざるを得ないというニュアンスでした。これには全く同感。但し、現実性を考えて段階的な合併を行いながら政令市を目指すという沼津市長の考え方に対し、三島市長は今後数年以内に政令市を目指すという合意の基では浜松市のように一気に大合併をすべきと主張(=段階的な合併では面倒で政令市には行き着かない)。この大きな認識の違いがなかなか両市が協働できない根幹となっているようです。しかしながら、政令市の人口要件=70万人は、仮に5市4町で合併しても64万人。三島・小池市長の主張する伊豆半島まで取り込んだ合併なら80万人を越えますが、伊豆半島の様々な特性を考慮すれば、これこそかなり無理な話であると思います。いずれにしても、東部地域の現況を冷静に見れば、沼津市長の主張する段階的な合併(=3市3町)を目指さざるを得ないと思います。
一方で、合併に対するビジョンの提示が必要であることもパネラーの中(小池三島市長)から出されましたが、これは是非、まさに首長同士で構築してもらいたい。もしくは、はやりリーダー役である沼津市長がドラフトを作り、周辺自治体にその必要性と戦術も含め納得頂き、合併推進していくしかないのではないでしょうか。いずれにしても、ただただ時間が経過していくだけのこの東部地域の状況を、前に!!