当局編集で毎年発行される「沼津市統計書」という冊子があります。昨晩見ていて注視したのが「1人世帯」の増加傾向。昭和60年、沼津市全体の世帯数は66,085だったのですが、その年の1人世帯は16.5%。これが平成17年では、世帯数79,151に対し、27.2%に及ぶ21,549世帯が1人世帯。独身(未婚)世帯も増加していると推察しますが、同様に独居老人世帯が増加しています。独居老人世帯の問題は「生きがい」を持って、健康に生きているか、引きこもりになっていないか、です。自分が近隣を歩いていても、一生懸命育てた子ども達が巣立ち、首都圏に就職して、仕方なくポツンと残された独居老人の方に多数お会いします。まさに、地方都市の悲哀、宿命なのでしょうか。1人暮らしのお年寄りには、健康寿命を長く、そしていつまでも社会参加して頂ける社会的なムードとシステムが必要です。