本日建設水道委員会が開かれ、当局より鉄道高架事業を含み6事業から成る沼津駅周辺総合整備事業の進捗状況について報告がありました。
市民の最も関心のある鉄道高架化事業については、その前提となる新車両基地および新貨物駅の用地買収状況が報告され、小諏訪付近の新車両基地用地は約100%買収済み、桃里の新貨物駅用地は64%買収済みとのこと。買収金額ベースでの状況を質問したところ、新車両基地は総額84億円に対し84億円執行、新貨物駅は総額34億円に対し21億円執行済みとのことでした。
続いて、沼津駅南口の再開発事業について報告があり、工事の進捗としては91%となり、予定通り来年3月完了。再開発ビル(名称はイーラde)の地下1階から地上3階までのテナントスペースは9割が契約完了(開業までに100%見込み)。再開発ビルの竣工に伴い、狭かった駅前広場が2000㎡拡張され、一般車の専用降車場も整備、また、駅前交差点からあまねガードに至る道路も右折レーンがそれぞれ新設され26m道路に拡幅されます。
各事業の説明後、市民の関心のひとつである事業費の最新状況について質問したところ、鉄道高架事業について、当初823億円だったのが、詳細設計などの結果、約40億円低減し、787億円の見通しとなったとの答弁がありました。沼津市の負担は193億円でしたので、10億円程度縮減されるものと思いますがこのような重要な情報はどんどん市民に情報公開するように申し入れておきました。
この他、沼津駅南&北口の第一期の区画整理事業も着実に進めていることから、今後4年~5年で大きく駅周辺の姿は大きく変貌していくと思います。この機会を捉え市民サービスの向上となる新たな機能(交流、福祉、文化、スポーツなど)を中心市街地に盛り込み、都市としてのクオリティを上げ、民間投資の誘発や交流人口の拡大、都心居住の推進、更には企業誘致などにつながるような戦略構築を行い実現していくことが沼津の夢のある将来には不可欠と思いますので、今後とも議員の立場から、どんどん要望、提案していこうと思います。