マニュフェストで有名な北川早大教授や東国原知事などが国政のあり方の改革を求めて「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(略称・せんたく)を発足させた。このような動きは現在の国政の状況を考えると非常に重要だと思います。先日、ある講演でも国会議員の党利党略が先行する現状は、個々の政治家としての資質をも疑うべきものであるとのお話を拝聴しました。この国の将来ビジョンについては議論せず、薬害肝炎問題、年金問題などの対処療法に終始し、目先のガソリン暫定税率撤廃などを政争の具としているのはいかがなものか。2兆6千億円の減収による社会インフラ整備などへの影響をどのように考えているのか、具体的なフォロー策については何ら提示がありません。国会議員ひとり年間1億円という高額の経費を費やしている価値を再認識してもらいたいものです。このような政治の現状は、地方議会においても同様。なんでも反対で、何ら将来ビジョンを示さず、ニューパブリックマネージメントに則った責任あるカウンタープロポーザルもなしでは、単なるだだっこ政治と揶揄されてしまいます。今回の第三者的政治圧力となる動きは、有権者である国民を覚醒させるためにも大きな役割を提供してくれるものと期待します!
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「せんたく」発足 政界再編の呼び水にも
北川正恭早大大学院教授(前三重県知事)は20日、都内で記者会見し、次期衆院選に向けて真の改革を推進するための国民運動組織「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(略称・せんたく)を発足させたと発表した。2月上旬から活動を本格化させる。賛同する超党派の「国会議員連合」結成も促しており、次期衆院選後の政界再編の呼び水となる可能性もある。(産経新聞)