受付12億円、発行額超す
静岡市が、市立日本平動物園の再整備事業などの財源を確保するため発行する住民参加型の市場公募地方債「しろくまロッシー債」への応募が殺到している。17日の受け付け開始から25日までの応募は751件、12億4400万円に上り、今年度の発行額10億円を超えた。
公募地方債の発行は同市では初の試み。名称は7月にロシアから同園に来たホッキョクグマ「ロッシー」にちなんで付けられた。
集まった資金は、ホッキョクグマやライオンなどを展示する猛獣館(仮称)の新設や老朽化した施設の改修などに充てられる。
市内在住の20歳以上の個人、市内に本店や支店がある法人が、1万~500万円まで1万円単位で購入できる。
市によると、751件のうち個人の応募が747件を占めた。購入希望金額や金融機関の記載漏れがあった68件は無効とされたが、応募がすでに発行額を超えたため、12月15日に抽選が行われるという。
小嶋善吉市長は26日の定例記者会見で「市民に関心があり、たくさんの人に応募してもらい、感謝している」と語った。
募集は12月1日まで。問い合わせは市財政課(054・221・1026)へ。
(2008年11月27日 読売新聞)
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自分も自治体独自の公募債の導入を財政改革のネタとして考えていました。特定事業に対する公募が本筋であるかと思いますが、1300億円を超える現在の借入金の中には高利で借入しているものも多く、現在の市中金利なみでの低利で募り、借り換え償還を進めることは大きな税金の節約、財政改革につながります!