脅迫文が送りつけられてその開催が危ぶまれた昨日の狩野川花火大会も無事に終了。しかし、こんなことをする人間がいるのは寂しいことです。まさに中心市街地や沼津全体の活性化を危うくしかねない行為であり、経済的損失をも招きます。警察など関係機関は是非このような脅しに屈しないよう断固たる態度を示し、早期の犯人検挙をお願いします!
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沼津花火大会 警備強化 脅迫文複数
沼津市の中心市街地に近い狩野川河川敷で13日夕に開催される花火大会「ウィンターステージ」(燦々ぬまづ実行委員会主催)などを中止するよう求める脅迫文が、市役所など複数の公共機関に送りつけられていたことが10日、わかった。市は「脅しには屈しない」として、沼津署と協力して警備を強化するとともに、市民にも注意を呼びかけている。
市によると、脅迫文は11月14日に、市役所や沼津署、市消防本部など市内7か所に封書で届いた。A4判の紙1枚に「あゆみ橋イルミネーションと河川敷花火については中止を勧告する」「受け入れぬ場合、個人資産・生命をも引きかえにするものと考えよ」などと印刷されていた。
同市では、11月8日に中心市街地で開かれた「よさこい東海道」についても、中止を求める脅迫文が前日の7日に市内5か所に届いたが、イベントは実施され、被害などは確認されなかった。一方、2001年には旧戸田村(現・沼津市戸田地区)で、「山海フェア」の中止を求める脅迫文や毒物が村役場などに届き、事務所などが放火される事件もあった。いずれも犯人などはわかっていない。
「よさこい東海道」についての脅迫文には、戸田村での事件に言及したととれる部分があり、「ウィンターステージ」に対する脅迫文は、「よさこい東海道」を中止しなかったことを受けての再警告という体裁をとっている。
市などは、11月実施予定だったあゆみ橋のイルミネーションを中央公園でのイルミネーションに変更して12月15日から行う。
(2008年12月11日 読売新聞)