新幹線駅を有する三島駅の南口再開発事業が実施に向けて動き出すとの報道。駅前の都市機能が脆弱であるとの声をよく聞く三島駅の現状ですが、北口の再開発に加え南口も動き出すことで、中心市街地の魅力度アップにつながる効果ある再開発事業となることを願います。しかしながら、沼津駅周辺整備事業もあることから、県東部地域として、沼津市の総合整備事業の内容も見据えた機能、役割分担をも担うことも必要。是非、県、三島市、沼津市でじっくりと協議して頂きたいと思います。こうした都市計画での連携も合併への自然な流れを生むものだと考えます。
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三島街の顔一新へ 駅南口、再開発が正念場 (静岡新聞)
05/29 15:16
三島市の従来からの顔である三島駅南口を一新する再開発事業で、先行する東街区の動きが本格化している。成否のカギを握るキーパーソンといわれる事業コーディネーターが決まり、再開発ビルの集客を左右する核テナントについても具体的な交渉が進行中。近く基本計画をまとめ、商業・住宅ディベロッパーの公募にも入る見通しで、これまで何度も動き出しながら具体化しなかった事業は、実現に向け正念場を迎えている。
東街区は再開発の核エリアで、面積は現在三島市函南町土地開発公社が土地を所有し運営する駐車場と周辺部の約1・3ヘクタール。2010年末に現地の建物解体撤去を開始し、11年10月に再開発ビルの建設に着手、13年10月の完成を目指している。
事業コーディネーターが示した開発構想によると、再開発ビルは地上30階建てで、延べ床面積約9万1000平方メートル。商業、居住、宿泊、駐車場の機能を持ち、再開発のシンボルとなる超高層住宅や市街を一望できるレストラン、外周には水の街・三島にふさわしい「憩いと潤い水辺空間」が提案されている。
核テナントは再開発準備組合の事務局でもある市側がGMS(総合スーパー)を軸に交渉中で、「核テナントは建設資金などの事業費をまかなう、いわゆる保留床の新しい営業者や居住者への売却にも影響する。求心力のある事業者を誘致したい」と夏までには決める方針だ。